かつて息子たちがラボに通っていたお母さまより
(長男 6歳~高校2年、次男 3歳~大学1年)
ラボとの出会いは37年前、長男が6才、次男が3才の時でした。これからの子どもたちは英語を話せたほうが世界で生き易いと思っていました。
そんな私にとってネイティブスピーカーが世界の話を語るラボのテープは、とても魅力的でした。
しかし、ラボの活動を続けていく中で、ラボは英語を話せる子に育てるのが目的ではなく、人が生きていくための仲間作りやコミュニケーション能力や、リーダーシップを育てることが目的で、そしてそのツールとして英語を使うのだとわかりました。
テーマ活動は異年齢の集団で意見を出し合い考え合って一つの作品を作り上げる、キャンプでは初めて出会う人と寝食を共にし色々な活動をしながら友だち作りをする、ホームステイでは文化も習慣も違い、言葉も満足に通じない所でたった一人で一ヶ月生活をする、これらの活動では全て自分の力で自分の気持ちや意見を相手に伝えなくてはなりません。
子どもにとってすごい力を育ててくれる所だと思います。
長男は「ホームステイは素晴らしい体験だったが僕にはラボは合わない」と言いましたが、高校二年まで続けました。
今、自分の長女がラボを長くやり、次女も続けています。テーマ活動を観ては批評し、ステイ先のママと連絡を取りながら昔の自分を思い出し楽しんでいるようでした。
次男はホームステイ先のパパの言葉「Be a big boy and come back again」が忘れられず、大学卒業後から今もずっとアメリカで生活しています。
地理的に遠く祖母としては寂しいですが、37年前私が想像していたように孫たちはバイリンガルです。
息子たちとはラボとは何か、ラボからどんな影響を受けたのかを話し合ったことはありませんが、それぞれの孫が世界を視野に捉え成長していく姿を見ながら息子たちの心の奥の声を聞こうと思います。
【長男 ホームステイの様子】